Aya's Yoga Diary

my day-to-day life from yogic point of view

Live your life

Do what you love, Love what you do. That's called Dharma.

2024.1.24水 バランスが崩れる原因は意外なところに

1.24水 バランスの均衡、調和、平穏、どうやって手に入れる?

 

何事においても、バランスがとれた状態を目指すのがヨガ。

全てのバランスが取れて初めて、平穏はやってくる。

 

体と心のバランス、左右のバランス、下半身と上半身のバランス、

人間関係のバランス、カファ・ピッタ・ヴァータの3つのバランス、

呼吸のバランス、交感神経と副交感神経のバランス、などなど

 

どこかのバランスが崩れた時、心身の不調や不調和が現れる。

 

では、バランスが取れない原因は何か?

 

例えば、

バランスアサナの代表格といえるブリッチャーサナ(木のポーズ)において、

本当の意味でバランスを中心に保つのはかなり難しいが、

ある程度片足でバランスを保ってキープすることはできる。

 

このポーズが苦手な人や出来ない人の原因は何か。

 

それは、"エゴ"があること。

 

エゴとは、"私"という概念で、

私がやっている、私にはできない、私が一番だ、など

主語に"私"が前面に出ている状態のことをいい、

これが強い時、バランスのポーズがとれなくなる。

 

なぜなら、"エゴ" "私"を出すことによって不調和が生まれるからだ。

私はこわい、私はこのポーズが難しいと思っている瞬間、

どこに向かいたいのか明確なイメージができておらず、

深く呼吸をして自分の中心に安定するところを探ろうとしておらず、

リラックスして楽しめていない。

 

アサナを取っているときだけでなく、

日常生活でもあらゆる場面でこの"エゴ"が出ているとき、

物事がうまくいかなくなる。

 

人間関係においても、例えばあるグループの中で、

お話上手なAさんに皆が群がって楽しく話をきいているとき、

1人だけ"私Aさん目立ちたがりで嫌いだわ~"と思っている人がいたとする。

 

それを隣にいた人が何となくその空気や不機嫌を察知したときに

そのグループの中の調和が崩れてしまう。

 

そのグループで何かのプロジェクトをしようとしても、

調和のない状態なのでうまくいかなくなってしまうだろう。

 

なぜなら、"エゴ"が強い人がいると、

物事の全体を見ることなく、その瞬間に自分がどう思うかを優先するので、

的確なアドバイスをもらったとしても

"あの人にこんなこと言われた"などと感情的に反応してしまうから。

 

逆に、皆が自分の"エゴ"を出さずにいるとき、もう少し明確に言うと

①明確なヴィジョンに向かって、②その過程で何をすべきか正しく識別して、

③エゴを出さずに、それぞれがすべきことをするとき、

不調和は起こらず、全ての物事がスムーズに、最善の方向へ向かうだろう。

 

しかし、皆がそういった視点があるわけではないので、

そのような調和のとれた社会を目指すのは難しいが、

まずは自分の中で"エゴ"が強く出ているときに気付きを持つことはできる。

 

心身の不調があったり物事がうまくいかないとき、

それはバランスが崩れているというメッセージであり、

その原因は、自分が"エゴ"によって動いていることにある。

 

日常を振り返って、どこでどんなエゴが出ていたか、思い出してみよう。

私はこんなにやっているのに、私なんて、私はこっちの方が好き、など。

 

それを手放したとき、全体を見渡せるようになり、

自分のすべきことが見えてきて、それを素直に実行することによって

バランスが取れ、調和がやってくるはず。

 

ヨガを練習することで、あらゆる不調和にいち早く気付き、

自分でバランスを取り戻していける人になる。

それができれば、自分の才能を最大限発揮し、社会に貢献し、それが

自分の幸せとなって返って来るという最高のサイクルが始まるのだ。

 

ヨガを実践しよう。そして一人でも多くの人にヨガを知ってもらおう。

自分の住む社会の、世界の調和のために。